ドライヤーは髪を乾かすための家電ですが、高温の風は髪だけでなく頭皮までも傷つけてしまう恐れがあります。頭皮が乾燥してしまうと、血行が悪くなり生えてくる髪へも影響が考えられます。
美容師をしていた頃には、お客様へのヘッドスパなどの頭皮のマッサージや、シャンプー後のトニックなどの頭皮ケアもしていましたが、ドライヤーの施術に関しても気を付けている事がありました。
なるべく頭皮が乾燥しないようにドライを心がける事。髪の長い女性のお客様に比べて、男性は髪が乾くのは早いんですが、頭皮に風が通りすぎてしまうので、ドライヤーとの距離が近い、ドライヤーの風を当てすぎてしまうと火傷の恐れがあったり頭皮が乾燥しやすくなってしまいます。
メンズがドライヤーを選ぶポイント
女性の頭よりも頭皮へ風が届きやすい男性は、なるべくなら低温でも使えるドライヤーを選んで欲しいんです。
・頭皮に優しい低温で使えるドライヤー
・セット用の温度に切り替えれる
・ポイント的に風を送れる付属のノズルがあるもの
ポイントとしてはこの3点。高温でしか使用できない物はなるべく避けましょう。低温で使えるドライヤーでも、一定の風量があれば男性の場合は髪を乾かすのに時間がかかる事はありません。ドライヤーは毎日使用する物なので、使い続ける事で頭皮への影響も大きくなります。美容室ではシャンプー後にヘアトニックなどを使用し、乾燥を防ぎますが自宅で頭皮のケアをされている方は少ないと思いますしね。
また、セットの事を考えると温度切り替えができる物が望ましいです。根元を立たせたりするセットの時は一定の温度がないと難しいです。そして、部分的に風を送れるアタッチメントのノズルがついている物だとセットがしやすいです。
男性 | 女性 |
髪が乾くのが早い | 髪が乾くのに時間がかかる |
頭皮に風が届きやすい | 頭皮に風が届きにくい |
ダメージが蓄積しにくい | ダメージが蓄積しやすい |
男性と女性ではドライの際に上記のような違いがあります。髪の長めの女性は「髪のダメージ」や「髪の乾くスピード」を重視したドライヤー選びを推薦しています。
比較的髪の短い男性に関しては、髪のダメージの蓄積はあまり重要ではありません。縮毛矯正やブリーチ、過度なヘアアイロンを続けている場合を除き、深刻なほどダメージが蓄積する前にカットして綺麗な髪と入れ替わってしまう事が多いからです。
また、髪を乾かす速さについでも、風量が小さいドライヤーであっても比較的早く乾きやすいので風量の大きさはそこまで重視しなくていいでしょう。むしろ、ドライが上手でない場合は風量の強さが裏目に出て仕上がりがぐちゃぐちゃになったり根元から型がついてしまうので、気を付けたいところです。
*もし、髪の長い男性であれば女性が選ぶドライヤーのように髪の傷みにくい物や素早く乾かせるような風量の強い物をおすすめします。
乾かす時の注意点
・頭皮にドライヤーを近づけすぎない
・同じところばかり乾かさず、ムラのないように乾かす
・仕上げは温度の高くて風量の小さいセットモードで
まず、毛髪・頭皮とドライヤーは近づけすぎないように注意しましょう。頭から10センチ以上は離して使用しましょう。ドライヤーの吹出口の近くの風はとても高温になり、頭皮の火傷や過度に水分を奪ってしまう事があります。
そして、同じところばかり乾かすのではなく満遍なく乾かしていきましょう。後頭部や耳の後ろなどの乾かしにくい部分→サイドやトップという風に乾きにくい場所からドライしていくと満遍なく乾かしやすく、セットもしやすいです。
あらかた乾いたら前髪とトップのセットをしましょう。セットの際は、ドライヤーのモードを切り替えて、少し温度の高めで風量の小さいモードに。ドライヤーにもよりますが、一般的にSETなどと書いてるモードです。無い場合は手動で調整しましょう。
セットの時はノズルに切り替えて、ボリュームを出したい部分の根元に熱を入れてから数秒冷ますと綺麗にセットしやすいです。ノズルを使用する事により、ポイント的に風を送れるので、毛先など違う場所が乱れたり崩れたりしにくくなります。なので、付属でノズルのついたドライヤーを選びましょう。
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