昨年、ダイソンから初のドライヤー、フューシャHD01が発売されました。発売当初から気になっていましたが、4万円以上という価格の高さになかなか購入を踏み切る事ができませんでした。
ですが、現在使っているドライヤーに不満を感じていたので思い切ってダイソンのドライヤーを購入してみましたのでレビューを書こうと思います。
他の家庭用ドライヤーとの乾かす速さや仕上がりの比較もしてみました。
目次
ダイソンのドライヤーを選んだ理由
まずダイソンのドライヤーを購入した理由ですが、もともと使っていたドライヤーは古い物でしたが、3つの不満要素がありました。
・風が暑く、不快感が強かった ・髪を乾かすのに時間がかかる ・吸い込み口から髪を巻きこんでしまう事があった |
私はアトピー持ちの敏感肌なので、ドライヤーの後は顔が乾燥するという悩みがありました。ドライヤーは髪を乾かす事が目的で作られているので、温風は100℃近くにもなり、肌の水分も奪ってしまいます。温度の高い風を放つドライヤーを長時間使っていると、汗をかいてしまい、かゆみが出るのが辛かったです。
そして、私は髪が長く量も多いのでドライヤーには毎回10分以上の時間がかかっていました。昔からドライヤーで髪を乾かす作業が嫌いで、時には自然乾燥をさせたり髪が濡れたまま寝る事もありました。
また、今使っているドライヤーは空気を吸い込む口から髪を吸い込む事があり、髪が千切れてしまうトラブルもありました。本体が小さく軽いので使っていたんですが、本体が小さい分吸い込み口も近くなります。なので、ドライヤーが頭に近づいた拍子など、吸い込み口から髪を本体の中に巻き込んでしまうという事が起こりました。
そこで、欲しいドライヤーの条件を考えていました。
・低い温度のドライヤーが良い ・さらに素早く髪を乾かせるドライヤーが良い ・小さく軽い本体で髪を吸い込みにくいドライヤーが良い |
この3つの条件に当てはまるのがダイソンのドライヤーでした。
様々なメーカーからドライヤーは発売されていますが、この3つの条件を満たすドライヤーはダイソンがドライヤーを発売するまではなかなかありませんでした。
購入する前の不安 ・高価だがすぐに壊れないか ・本当に低温でも早く乾くのか ・仕上がりがパサパサにはならないか |
購入前にはこのような不安がありました。そして、やはり価格の高さが気になっていたので、何度もレビューを見たり評判を調べたりしました。しかし、自分の探していた条件に当てはまる性能のドライヤーはダイソンだけだったので購入を決意。
家庭用のドライヤーとダイソンのドライヤーで乾かすスピードを比較
もともと家庭にあったドライヤー2本との乾くスピードを比較してみました。
まず、ドライヤー1
8年前くらいに3000円ほどで購入したドライヤーです。
温度がとても高く、風が弱いのであまり使っていませんでした。 |
結果、乾かすのにかかった時間は10分7秒。風は弱いですが高熱なので熱で乾かす感じです。使用中、頭皮や手に頻繁に熱さを感じるのでつらい・・・。
ドライヤー2
これも古いモデル。風量は先ほどのドライヤーよりは強いです。 |
結果:8分47秒。普通です。
ダイソンのドライヤー
乾くのにかかった時間は6分32秒。5分程度で乾かせるかな?という期待がありましたが結果は6分を越えました。驚いたのは地肌を乾かすスピードの速さ。
そして、自分の髪の毛を乾かす時も時間を計ってみたんですが、5分52秒で乾かす事ができました。今までは10分ほどかかっていたので今までと比べると毎日4分以上時間を短縮できています。
ダイソンのドライヤーの仕上がりの比較
古いモデルのパナソニックのドライヤー。 | ダイソンのドライヤー。 |
髪のツヤと、毛先のまとまりにかなり差が出ました。通販サイトのレビューを見ていると、髪がパサパサになったという声もあり、不安でしたが問題ありません。
最近のドライヤーはナノ機能を搭載しているモデルもあり、ツヤのある仕上がりになる製品もあります。恐らくパサパサになったという声はナノ機能を搭載しているドライヤーから買い替えた方だと思います。
購入してからはダイソンのドライヤーを毎日使用していますが、仕上がりに不満はありません。
使ってみて感じたダイソンのドライヤーの特徴・感想
ダイソンのドライヤーを使ってみて感じた感想と特徴を書いていきます。
かっこいいデザインの本体は小さく、思ったよりも軽かった
重厚感がある見た目なので、重たいのかと思っていましたが、手にもってみるととても軽かったです。ドライヤーは数分間使う物なので軽い本体は腕が疲れにくく、快適でした。
なによりデザインが本当にかっこいい!ダイソンの製品は個性的な見た目をしていますが、高級感があり使っていて気持ちいいです。色は銀とピンクの2種類でしたが、色のバランスが美しいピンクにしました。
また、空気を取り入れる部分も、持ち手の下だったので髪を巻き込まれる事も今のところありません。今まで使っていたドライヤーでは頻繁に起こっていたんですが、吸い込み口から髪が巻き込まれてしまうと、故障の原因になります。なので、吸い込まれにくいダイソンは◎。
操作は簡単 意外にもボタンは少なくシンプル
ダイソン製品はこれまで購入した事がありませんでしたが、意外にもボタンは少なくてシンプルな操作方法でした。
ボタンはこの4つだけです。電源は上下にスライドしてオンとオフを切り替えます。
風量・温度は3段階の切り替え式
風の強さと風の温度は3段階ずつ切り替えが可能でした。現在の風量・温度はドライヤー背面のランプの数で一見してわかります。
風量の多さに驚愕 乾きにくい頭皮まで風が届く
とにかく風量が強いです!手のひらに風を当ててみると車の窓から手を出した時に風を掴むような感覚の風圧。ドライヤーの風でドライヤー本体が後ろに押されるのは初めてでした。
普通のドライヤーは手で髪を掻いていかないと頭皮に風が届きません。
ダイソンのドライヤーはそのまま髪に風を当てても頭皮までしっかりと風を通してくれます。 |
頭皮は一番乾かしにくい場所であり、優先して乾かしてあげないといけないので大助かりです。濡れた状態の頭皮は雑菌がわきやすく、濡れたまま時間が経過するとかゆみや匂いの原因になります。濡れた髪の毛もキューティクルが開いてしまっている状態なので傷みやすく、素早く乾かす必要があります。なので、低温で髪を傷めずに早く乾かす事に特化したダイソンは頭皮や髪にも優しいドライヤーだと実感しました。
低温なのでドライヤー中に不快感がなかった
高温のドライヤーを使う事によって感じる不快感がありません!!個人的にこれが一番嬉しかったです。せっかくお風呂に入ったのにドライヤーの熱で汗をかくのは不快ですから・・・。
温度は45、62、78℃の三段階切り替えと28℃の冷風機能があります。
最高の78℃の使用でも熱く感じる事がなく、快適です。普通のドライヤーは100℃以上の物が多いので、体感温度が全然違います。
高音のドライヤーは子供やペットの犬も嫌がります。湿疹ができやすいお子様や熱いと声に出せないわんちゃんにも優しいドライヤーだと思いました。
ダイソンのドライヤーは独特の音がする
購入前にも気になっていた音ですが、一般的なドライヤーとは質の違う音がします。
歯医者さんで聞こえてくるような「シュイイイイイイン」といった音ですが、人によっては苦手な方やストレスを感じる方もおられると思います。レビューを読んでいても、音が気になったという声が多かったので不安でしたが、私は大丈夫でした。レビューでは普通のドライヤーよりも静かだと感じている方もおられましたが、個人的には静かというよりは、一般的なドライヤーの「ガーーーー」という耳障りな音に比べると耳につかないといった感想です。
高音なので、子供にはうるさく聞こえるといった口コミも見かけました。
ダイソンのドライヤーは付属品が豊富
ドライヤーの箱を開けると、付属品のアタッチメントが多かったです。
普通のドライヤーはノズルくらいですが、ダイソンはノズルが3種類とドライヤーを置く滑りにくいマット、壁に掛けるときに使えるストラップもついていました。
滑りにくい質で、溝があります。埃が溜まりそうな気がするのでマットは使っていません。 | |
ブローの時に使えるノズルです。驚いたのが、取り外しがマグネット式なので付け替えがとても楽でした。 |
また、この他にダイソンのドライヤー専用のケースがついてくるセットもあります。
公式サイト
公式サイトからのみの販売ですが、価格が跳ね上がってしまうのでケース無しのバージョンで問題ないと思います。
ダイソンのドライヤーはフィルターが高性能でお手入れもしやすかった
2か月近く使用したのでそろそろお手入れの時期かと思い、フィルターの掃除をしたんですが手入れがめちゃくちゃお手軽でした!
フィルターの外側のメッシュ取り外しは簡単でした。
市販のドライヤーはフィルターが外せない仕様の物が多く、手入れが大変ですが、ダイソンのドライヤーはお手入れもしやすいデザインなので長く使える製品になっています。
また、手入れがしやすい上にフィルター自体もかなり高密度なので本体内部に埃を吸引しないような作りになっていました。
手入れの目安は普通のドライヤーと同じく1か月~2か月に一度といったところでしょうか。古歯ブラシなどが無くてもティッシュでのお手入れで十分な点も高評価です。
ダイソンのドライヤーの総合的な感想
ドライヤーで髪を乾かすのがどうしても嫌いで毎日嫌々髪を乾かしていましたが、ダイソンのドライヤーを購入してからはドライヤーの憂鬱さも激減しました。子供がドライヤーが嫌いという悩みの声をよく聞きますが、私もまだまだお子様だったようです。
ドライヤーに4万円以上払うのは抵抗がありましたが、毎日のドライヤー時間を4分以上も短縮できました。また、私はドライヤーの風の熱さが大嫌いだったので、快適にドライができるダイソンのドライヤーには満足しています。ドライヤーは毎日使う家電なので、足踏みせずに早く買い替えておけばよかった。
ダイソンのドライヤーの保証期間
ダイソンのドライヤーの保証期間は2年なので嬉しいです。ドライヤーやヘアアイロンなどのヘアケア家電の保証期間といえば、普通は1年なんですよね。
高価なドライヤーなので、やはり故障は怖いです。
ダイソンのドライヤーの最安値
ダイソン 公式サイト |
4万8600円 |
アマゾン | 4万7500円~ |
楽天 | 4万7500円~ |
アマゾンと楽天はほとんど値段が変わりません。公式サイトからの購入が一番安全なのは間違いありませんが、それ以外の通販お買い物される場合は、レビューの多いショップを選ぶことをおすすめします。私は公式サイトから購入しました。